ぽんかん収穫始まる!! (平成25年11月23日)
早いところは一部完熟する農園もあり、少しずつ収穫が始まりました。
いよいよ平成25年の屋久島ぽんかんの幕開けです。
今年の夏は非常に天候が良く、たくさんの太陽の光を浴びて・・・甘さ上々です。実際に食べてみても・・・「うーん、うまい!」。島全体的にみると少し小玉傾向ですが、自信をもってお勧めできる出来栄えとなりました。
【ぽんかんの豆知識】 |
■ 青採りぽんかん
農家だけが知っている?ぽんかんのもう一つの味わい。
ぽんかんは、屋久島では約90年の歴史を持つ、島の柑橘農家にとっては非常に思い入れの深いくだものです。
柑橘の中でも果肉先熟型と言われており、外観に少し青みが残っている状態でも果肉事態はほぼ熟しています。
果皮が非常に弱く完全な着色状態で雨水を浴びるとすぐに痛んでしまうため、少し青みが残っているタイミングで収穫したぽんかんに、「よそ(余措)」を行います。「よそ」とは加温して着色・追熟させる事を言い、通常出荷まで5〜7日程度を要します。
「よそ」を行ったぽんかんは、余分な水分が抜けて、味がまろやかになります。また、着色が進みきれいなオレンジ色に染まったその姿はとても美味しそう。
農家は出来栄えを確認する為、よそを行わない「青採り」のぽんかんを良く食べます。
瑞々しいその新鮮な味わいは、農家だからこそ味わえるもう一つのぽんかんの美味しさと言えるでしょう。
■ 薩州(さっしゅう)
はじめまして、新しいぽんかんです。
皆さん「ぽんかん」はご存知ですね。
実はぽんかんには、太田系、吉田系、森田系など幾つかの系統があり、それぞれが皆様々な顔を持っています。
そんな中、薩州は開発に十数年を要しましたが「ぽんかん」の新しい品種として最近世に顔を出し始めました。
通常のぽんかんと比較して糖度が0.5度ほど高い、すあがり(中身の水分がなくスカスカしている状態)が殆ど無い、等の特徴があります。
味わいは従来のものよりフルーティーな感じと答える方が多いです。
これまでのぽんかんをこよなく愛される方々には、少し異なる印象を受けることでしょう。
形は通常の馴染み深い「ぽんかん」よりやや平べったい感じです。
屋久島では、数年前より植樹・高接ぎが始まりました。島内での生産はまだ非常に少量です。当サイトでの取扱も数年前より始まりました。
上記ぽんかんを商品としてご希望の方は、メールにてお気軽にご連絡下さい。 当サイトにて「ぽんかん」のご提供期間中は、臨機応変に対応させて頂きます。 |